昼神郷湯の瀬の洞(現在地)には昔から旅人や近郊の里人で賑わうひなびた湯屋がありました。
戦国時代には武田信玄公の隠し湯もあったと伝えらえていましたが、明治20年代梅雨明けの豪雨による大崩落のため湯屋も埋没し忘れ去られていました。
ところが、昭和48年JR(旧:国鉄)中津川線トンネル工事のための地質調査のボーリングの際、偶然にも温泉が噴出し再び昼神温泉として蘇りました。
その記念すべき湯元が、当館露天風呂上の洞窟内にあり、170メートル奥から無色透明のナトリウム硫黄泉がとうとうと噴出し、今日もなお尽きることがありません。